書はがき は、現在準備中です。
2020/11/16 19:39
気持ちの性質_03
2日前のブログの続きです。
気持ちの性質の一つとして、「より良く」があると書きました。
そして、「幸せ」という性質もあると書きました。
さらに、より本質に近いのが「幸せ」と書きました。
今回は、「より良く」と「幸せ」の違いを少し書き綴てみたいと思います。
まず「より良く」と「幸せ」の絶対的な違いから始めたいと思います。
「より良く」は、比較対象があるの(必要)ですが、「幸せ」には比較対象がありません(必要ない)。
どういうことかと言いますと、「より良く」は、より良くを実感するために、必ずより良くの対象になるものが必要になります。
例えば、「今」が“良い”のであれば、「未来」が“今よりも良い”ものでなければ「より良い」とは、表現できません。
常に基準となる“瞬間”があり、その基準との比較で「より良く」を実感できます。
気持ちは「今」を“良く”と実感するので、「今」の“良い”を基準に「未来」を“より良く”するように気持ちが生じます。
その気持ちを「今」表現することで、「未来」は「今」よりも“良く(より良く)”なります。
過去よりも今の方がよく、今よりも未来の方がより良くなっていきます。
あくまでも、気持ち見失わずに過ご(言動)していることが絶対条件ですが。(笑)
そして、次に「幸せ」についてですが、「幸せ」には「より幸せ」はありません。
先ほどの「より良く」で言えば、「今、幸せ」であれば「未来は、より幸せ」になるかと言いますと、なりません。
「幸せ」は、何かの基準があって、それをクリアすれば実感できるというものではなく、何の基準もなく「ただ、この瞬間に在る」だけなので、「より」が成り立たないのです。
ですから、環境や状況が良かろうが悪かろうが関係なく、いつでも実感できるのです。
気持ちを見失っていなければ、在るのです。この瞬間にいつでも。
「より良く」は「良く」がなければ成り立ちませんが、「幸せ」の次は「幸せ」でしかないのです。
「でも、より幸せを実感することもあるよ。」と、言われそうですが、それは、「より幸せ」ではなく「より良く」を実感しているだけだと思います。
例えば、「きれいですね。」と言われると「嬉しい」ですよね?
さらに「すごくきれいですね!」と言われると「より嬉しい」ですよね?
そして、「私が出会った中で一番きれいですね!」と言われると「よりより嬉しい」ですよね?
その時に思ったり、口ずさんだりしませんか、「あ~幸せ♪」と。
「嬉しい」と感じた事を「幸せ」という言葉で表現することがあると思います。
でも、それは、「幸せ」ではなく「嬉しい」が、本来は適切ではないでしょうか。
「嬉しい」という基準があっての「より嬉しい」。
「より嬉しい」という基準があっての「よりより嬉しい」。
「嬉しい」=「幸せ」とするならば、「より幸せ」はそこに存在しますが、果たして「幸せ」を「嬉しい」に縛り付けても本当に大丈夫でしょうか?
「楽しい」時にも「幸せ」を使いませんか?
「悲しいけど幸せ」を実感したことはありませんか?
「悔しさの中に幸せ」を感じたことはありませんか?
それらの「幸せ」の次に「より幸せ」を想像できますか?
少なくとも、私には想像できません。
幸せは、幸せでしかないのではないでしょうか。
だから、本質に近いのではないかと、私は感じています。
少し長くなりましたが、気持ちの性質について、ある一面を書き綴ってみました。
気持ちを理解する上で、ご参考になれば幸いです。
かわら
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